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モロッコ旅行記Season2

四日目 「ワルザザード」 ~絨毯屋にて撃沈~


モロッコ旅行記2
雪山とベルベルの集落(アトラス山中)


昨日、妹と合流したのも束の間、今日は私は絨毯の産地を巡る旅に、
妹はサハラ砂漠に向かうため、別々にツアーに参加。

マラケシュからアトラス山脈を越えたワルザザードという街までは同じ方向に向かうのだけど、
そこから先は私は西に、妹は東に向かいます。

妹は私よりも英語が話せないのですが、多国籍の乗り合いツアーに参加する事となり、
(数ヶ月前からスペイン語を習い始めたらしいが、それも流暢に話せるレベルではない)
それでも「外国の友達ができるかもしれない。楽しそう。」と前向きな発言をしたのでほっとしました。

実はそのようなツアーで大丈夫か心配していたけど、さすが我が妹、たくましい。

私は絨毯の産地巡りなんてマニアックな団体ツアーはないので、
車をチャーターし、前回同様ドライバーとの二人旅です。

妹の迎えが朝の8時くらいに来た後、30分くらいして私のドライバーが迎えに来ました。

今回のドライバーはハッサン。背が大きくて色が浅黒く、顔立ちもはっきりスキンヘッド。年は30代前半。

マラケシュの街を後にし、車はぐんぐん山の方に向かいます。

真冬のアトラス山脈はかなりの冷え込み。
車外に出ると息が真っ白!ユニクロのライトダウンでは、寒くて長時間は外にいられません!

モロッコ旅行記2


キーンとした空気。山が幾重にも連なっています。

途中のフォトスポット兼休憩所のような所にも立ち寄り、荒涼とした山肌にベルベル人の集落が見えました。

この辺りは前回通った時に、川で洗濯している女性が見えて、
その時は春でのんびりした風景だなぁと思ったけど、この寒さでも川で洗濯するのかな?

このおうちのひとつひとつには、それぞれの生活があるわけで。
私にとっては珍しい風景でも、ここの人にとっては日常で…
ほんと世界にはいろんな人生が存在しているんだなと思う。

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ここの人は、普段どんな暮らしをしているのだろう?

アトラスの景色は本当に雄大で、奥行と高低差がすごい!!
「すごい!」と思って写真を撮った場所は、前回写真を撮った場所と同じだった。
ここは「すごい!」と思う景色なんだね。
前回は雪がなかったけど、今回は冠雪の山。雪のアトラスはとっても美しい!!

モロッコ旅行記2


前にも書きましたが、写真では伝わらないスケール!!

しかし単調な山道を行くうちにうとうとしてしまったようで、気がつけば平坦な渇いた道に変わっていました。
山道は長くてくねくねでしんどいなぁと思っていただけに、おかげであっという間に通り過ぎた感じでした。

アトラスを超えたらワルザザード!ですが、
ちょっとその前にワルザザード手前のアイト・ベン・ハドゥの絨毯屋さんに寄ってもらいました。

この絨毯屋さんは、ネットショップを始めるきっかけになったお店で、
私の中では思い入れのある絨毯屋さんです。

ハッサンには駐車場で待っててもらって、一人でお店まで歩きます。
日本人の女性がひとりで歩いているもの珍しい場所なので、みんな物珍しそうに見てきます。(コワイ…)

お店までの道はそんな難しくないのだけど、「ほんとにこっちだっけ?」と思いながら歩いて行ったら、
あった!ありました!!見覚えのある絨毯屋が!!「懐かしい!!」そんな思いで店に入りました。

「スマフリー」(すみません)と声をかけると、店員のおじさんが出て来たので、
前に来た時にこの店の女性と撮った写真を持って来たと言うと
「えー!わざわざ来たの!?」みたいに驚かれました。

そしておじさんはオーナーらしき人を呼んで「前に来たんだって!」みたいに説明したところ、
オーナーらしき人も「えー!ひとりで来たの!?」とびっくりしていました。
「この女性はここにいますか?」と写真を指差して聞くと、「あー!ファティマだ。ファティマ!」と呼んで、
中からファティマさんが出て来ました。
変わらず写真と同じ顔。やはり懐かしい。

そしてここに連れて来てくれた前回のドライバーに渡して欲しいと手紙も渡しました。
「彼はよくここに来るの?」の聞いたら
「いつもフェズやシャウエン、砂漠を回ってここに来る。半月に一回くらい来るよ。」とのこと。
毎回そういうルートで決まっているってことは、
他のルートや個人的にドライバーをお願いするのは難しいのかもな。
でもまたいつかどこかで会えたらいいなぁ。

それで「ちょっと絨毯を見たい。」と言ったらおじさんが「どーぞどーぞ!」と、
アフニフをいろいろ出してくれました。が…あんまり気に入ったデザインのものがない。。。。。

「うーん。」と悩みつつその中でも一番良いかな?と思うもので値段交渉を開始。
でもマラケシュよりちょっと高い値段でそれ以上は下がらず。。。

「もっと産地に近い場所ならもっと安いかも。ここで無理して買わなくても。」と、欲を出してしまった私は、
せっかくこの絨毯屋に来たのに何も買わずに店を出て来てしまいました。

店員のおじさんは頑張って値段を下げてくれようとしてくれたんだけど、
オーナーには「その値段だったら無理だ。また機会があったらね!」とあっさり帰されてしまった。。
なんだか最後はちょっと空気が悪くなってしまった。。。

しかしその後の展開を思えばこの時に一枚でも義理で買えば良かったと後悔。
このお店はまたいつか買いに来よう。

そして一路ワルザザードへ。
ここはハリウッド映画の撮影所がある映画の街です。
荒涼とした広大な風景のシーンなんかでよく使われているようです。
有名なのは「グラディエーター」とか。

モロッコ旅行記2

何気に撮影所には有名なハリウッドスターが来るそうです。

でも私は映画の撮影所も見学せずに絨毯屋を巡る。。。

ワルザザードの絨毯屋では、ちょうど女性が絨毯を作っている所が見れました。

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絨毯織りはモロッコのお母さんが収入を得られる大事な仕事です。

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「シュッシュッ」とひとつひとつ目を結んで行きます。とても根気のいる作業。

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カラフルな毛糸たちがスタンバイ中。

上のラグはアフニフではなく、タズナフトという起毛タイプの絨毯です。
アフニフはさらっと平織りだけど、タズナフトはもふもふ絨毯。タズナフトも可愛いデザインが多いですね。

でも、今回はアフニフに集中ということで、またアフニフをいっぱい出してもらう。

どこの絨毯屋も同じようにまず床一面に色とりどりの絨毯を並べます。

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絨毯が沢山並ぶととてもきれい。

その中から気になるものをピックアップして絞っていきます。

3枚くらい選んだ所で、いざ値段交渉!が、なんと!!
マラケシュの店よりもアイト・ベン・ハドゥの店よりもかなり高い!!
「えー!マラケシュでは○○DHで買ったよ!」と言っても
「それは品質が良くない。(←そんなことないと思う。)これは品質が良い。」と言って引かない。

「ここではあまり買う気しないなぁ」と思ったけど、買わずにいられない雰囲気。(←絨毯好きの客ってことで、店主も期待している。)

仕方なく、ここでは母親に頼まれていたものにちょうど良いラグがあったので、
買付けではなく単にお土産として絨毯を購入。

どうも腑に落ちないまま、お昼を過ぎていたのでランチをすることに。

ワルザザードの街中のレストラン。
そこでドライバーのハッサンと一緒にランチをした。

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クスクスがなかったので、タジンを頼みました。

が、私はあまり英語が流暢に話せないのと、
ハッサンはクールなタイプなので(後々聞いたらシャイなタイプらしい)、
食事中も「・・・。」という感じになってしまった。
足元におねだり猫ちゃんがまとわりついていたので、猫と喋っていた。(猫語の方が通じるかも。。。^ ^;)

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なかなかフォトジェニックなニャンコ。

午後ももう一件絨毯屋へ。
絨毯屋で交渉をした事のある人ならわかると思いますが、絨毯屋に行くとものすごくエネルギーを使います。
この時もすでにかなりエネルギー消耗していました。

次の店はかなり広く、在庫も豊富。

同じく床にアフニフを沢山並べて何枚か気に入ったものをチョイスします。
ここの店には「かわいい!」と思うカーペットがあったのですが、
また値段交渉の段階でさっきのお店より更に高い値段を言われました。

またしても同じく「マラケシュでは○○DHで買った!」と言うと「そんなはずはない」と言う様な顔をして、
やはり同じように「それは品質が良くないんじゃないか」とか「これは品質が良い!」と言う。

一枚の小さな薄いコットンのラグを持って来て「これなら○○DHだけど、
あなたが買ったのはこのタイプじゃないか?」と聞いてきたので、「いや、違う。」と言った。
私が買ったラグはもっとしっかりして、デザインも洗練されたものだ。

それにしても事前にリサーチした情報によると、
産地に行けば安く買えるという話だったのに、これはどういう事なんだろう?

足元見られてるのかな?と思い「その値段だったら買えない!」と言ってもわりとあっさり
「それじゃしょうがないね。」となるので、おそらくぼったくりではなく、
本当にその値段で販売してるんだろう。
(それでも最後に「あなたのチョイスはなかなか良かったよ。」と褒められたのはちょっと嬉しかった。)

私は期待が大きかった分、「参ったな・・・。」と頭が混乱してしまった。

ハッサンは「これからどうする?見たい所ある?」と聞いてきたけど、何だか疲れてしまったのと、
今日はこれ以上絨毯を見てもまともな判断できないなと思い「今日はもうホテルに行く。」と宿に行き、
そのまま考え込んでしまった。

明日も絨毯屋に行くんだけど、どうしよう。。。。

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