【モロッコ旅行記 Season4 】4日目 <タズナフト>

※この記事は2018年4月に
モロッコに行った時の記録をリライトしたものです。

ここはここで素敵だったけど♪



これまではアフニフが好きでしたが、アフニフも可愛いけど、

まずは一枚目、ベニワレン。
二枚目は私がかなり惹かれたカッコいいラグ。
「シャドウィ」という初めて聞くラグでした。
平織りで白黒の民俗調の模様が特徴です。
端っこに入っている赤いラインもおしゃれ!
白黒部分は染色していない天然の羊の毛を使っていて、
黒い羊は数が少ないので黒い毛は貴重なのですが、
これだけふんだんに使った贅沢なラグです。
三枚目はアブラッシュというキリム。
波のような模様が特徴です。
複雑な模様はとても手間がかかっています。
気が遠くなるような作業を感じられるラグですね。
こちらは今回は買い付けませんでした。
4枚目はキリムのボシャルウィット。
ボシャルウィットは切り裂いた布を織ってヒラヒラしたものが多いですが、
こちらはすっきりと平織りタイプ。
コットン素材でお洗濯も可能なので扱いやすいですね。
5枚目はオールドのゼンモール。
ボーダー状になった模様織りが特徴です。
こちらも手間を感じさせる複雑な模様。
別のオールドのゼンモールを買い付けたので、
これは買いつけませんでした。
6枚目はニュースタイルのグラウィ。
平織りと起毛部分のミックスがグラウィの特徴ですが、
写真は新しいタイプのデザインのグラウィ。
日本のインテリアには難しそうなので、こちらも却下。
7枚目はハンディラというラグ。
フサフサのフリンジにキラキラメタルの装飾が特徴です。
おしゃれな雑誌で見かけたりしますね。
モロッコの結婚式に使われるラグだとか。
白いものが多いですが、これは黄色ですね。
今回は買い付けなしで。
8枚目はタズナフト。
ベニワレンに比べて細かい起毛のラグです。
ノット数が多いので、ちょっと高額になります。
写真のタズナフトはおとなし目の色とデザインなので、
日本のお部屋にも合わせやすいですね。
可愛いと思います!

メズモロではまだ草木染めのラグは扱っていませんが、




そしてお腹も空いたので街へ戻りました。
近所の子がお昼休み後学校へ戻る所で
(モロッコでは生徒はお昼に一回家に帰るようです)、
車に一緒に乗り、途中にある学校で降ろしました。
こういう助け合いが普通に行われるのがモロッコの良いところです。
街中のカフェに入り(ここも前に来たことあった)、クスクスを注文。
待っている間にラグ屋さんが男の人を連れてきました。
明日はバラの谷ケラア・ムグナに行く予定でしたが、
そこの案内をしてくれる人だそうです。
「どのレベルの工房が見たいの?」と矢継ぎ早に質問してきます。
そんなにすらすら英語が話せる訳ではないので、
「えーっと」とか言っているとたたみかけるように話してくる。
「ちょっと話しづらいなぁ」と思っていました。
しかも出発前のメールではラグ屋さんも同行してくれるとのことでしたが、
ここにきて「明日は行かないかもー」みたいになってる。Σ(゚д゚;)
「ちょっと待って!この人と二人だけ!?」と思わず動揺してしまった。
ラグ屋さんとしては、ラグ屋さんなので
ラグには詳しいけどケラア・ムグナには詳しくないから、
行っても満足いく案内ができないとのこと。
「えー!それでも一緒に来てー!」と懇願する私。
ラグ屋さんとそんな話をしている間もその男性はずっと話しかけてくる。
「今、こっちと話してるっちゅうの!」
わーわーと話がまとまらないので、
ラグ屋さんがいつも取り次ぎをしてくれている知り合いのガイドさんに電話をかけてくれた。
ガイドさんは「それはラグ屋さんにも行ってもらわないとダメですね。」と、
ラグ屋さんを説得してくれてなんとか同行してくれることになりました。(ほっ)
でも最後に「インシャッラー(神の思し召しがあればの意)」とか言っていたので
本当に来てくれるのかずっと心配だったけど。。。。