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※ショップ掲載の商品写真は、ご覧になっているモニターによって実物とは色合いが異なる場合があります。
 

モロッコラグの織子さんに会ってきました!


一度目にしたらその何とも言えない魅力にはまってしまうモロッコラグ。
いったいどんな人が織っているんだろう?
その答えを探しに、織子さんに会いに行ってきました!




モロッコラグ 織子さん


モロッコラグ織が盛んなワルザザード近郊。
大都市のあるモロッコ北部から険しいアトラス山脈を超えた、
サハラ砂漠の入り口にあたり、乾いた荒野が広がります。



モロッコラグ 織子さん


こんな感じの場所をひたすら走ります。
なかなか一般の旅行では行けない場所です。

まず最初に訪れたのはワルザザードの伝統工芸館。

その中にラグのアソシエーション(協同組合)があります。

ラグはモロッコの家庭で織られることが多いですが、
いくつかの中間業者を経るにつれて価格がつり上がり、
大都市のラグ店などで販売される頃には高額になります。

ですが、織り手の女性には労働に見合わない安い賃金しか支払われません。

そういった女性の立場を守るためにも、
協同組合や女性協会などがあり、そこで織られたラグに対しては、
織子さんにも順当な報酬が支払われます。

ワルザザードの伝統工芸館では、ラグが売れた値段のうちの
好きなだけ織子さんに取り分があるシステムとなっていました。

ここのラグの価格はノット数によって決まっているようです。

価格表がありました。



モロッコラグ 織子さん


値段交渉が当たり前、
しかも高額をふっかけてくるラグ店が当たり前のモロッコで、
値段が決まっているのは嬉しいですね。

さて、次は実際織っている作業場を見学させてもらいました。



モロッコラグ 織子さん


このように織り機がいくつもありました。
各々がここでラグを織ります。

立派な作業場です。


モロッコラグ 織子さん


せっせと編んでいます。

アフニフ(平織り)は目が細かいので一日4時間くらいしか作業できないそうです。
その他のラグは一日8時間くらい作業するそうです。

ワルザザードを後にし、こちらもラグ作りの盛んなタズナフトという街の近郊へ。

何もない大地に小さな村があり、そこにラグの女性協会がありました。

「手から手へ」という名前のついたその女性協会は、
以前日本人がラグの監修をしていたらしく、
そこのラグは日本人好みの淡い色合いのものが多かったです。

形もきちっとしていて、日本人の指導によるものなのかな?と思いました。



モロッコラグ 織子さん


女性協会のラグ。
優しい中間色はモロッコでは珍しい。

こじんまりとした作業場には可愛らしいラグがいっぱいでした。


次は個人のお宅でラグを織っている織子さんに会いに行きました。


一人目の方はまだ若そうな(でも中学生くらいのお子さんがいた)方。

可愛らしくてはつらつとした印象でした。

この織子さんにいくつかインタビューをしてみました。


「150×100cmくらいのラグを一枚作るのにどのくらい時間がかかるんですか?」


織子さん
「一ヶ月くらいですね。」


「それで賃金はどのくらい?」

織子さん
「絨毯業者がからむととても少ないです。日給100円くらいかな。」


「生活がどのようになってくれたら嬉しいですか?」

織子さん
「一つはお金を稼ぎたいですね。
もう一つは伝統的な絨毯作りが発展していくと嬉しいかな。
今までなかった新しいこと、
他の人にできない事ができるようになるのは嬉しいことですね。」


「毎日楽しいですか?」


織子さん
「難しいモチーフを織るのは大変だけど(苦笑)、
簡単なモチーフのラグを作るのは楽しい!」


「モロッコのラグ作りにおいて、日本人の手が入ることをどう思いますか?」

織子さん
「メズィヤーン!(良いことです!)でも日本人の好きな柄はシンプルですね。
モロッコの伝統的なものとはちょっと違うかな。」


「なるほど。ではどんな点がラグ作りで難しいですか?」

織子さん
「横目をきれいに真っ直ぐ作るのが難しい。
常に横にピンと張っていないと丸まってきてしまうので。」


「そうなんですね。
では自分のオリジナリティを出している点はあるのでしょうか?」


織子さん
「フリンジを三つ編みみたいに編んでみたり、
ちょっとアレンジしています。」


「最後にモロッコのラグ作りにおいて思うことはありますか?」


織子さん
「もっと仕事を下さい!もっといっぱいラグを織って、
もっと勉強したい!上手になりたいです!」


以上、モロッコの織子さんとのリアルなトークでしたが、
決して裕福とは言えない生活でしょうが、
とても生き生きと前向きな女性でした。

ですが、こういう前向きな女性がいる一方で、
女性の社会進出を快く思わない男性もいるそうです。

まだまだ問題はあるようです。

最後にもう一人の織子さん宅を訪れました。

わりとベテランの織子さんのようで、
ご近所に住む女性が手習いに来ていました。

私にも「教えるからやってごらんなさい。」と、そのご近所さん。

ガイドさん曰く、彼女のレベルはまだまだだそうだけど、
自分が覚えた技術を私に教えるのがとても嬉しそうでした。

勉強したり、自分を向上させるチャンスに恵まれている日本では
あまり考えられないですが、勉強したり向上することは本来とても贅沢で、
みんなそれを望むものなのだろうと思いました。


モロッコラグ 織子さん

遠い国の言葉も文化もまったく日本とは異なる彼女たち。

でも、しっかりと前を向いて明るい彼女たちに、
何だか自分が励まされているような気持ちになりました。

ボランティアとか助けるとか言うとおこがましい。

ともに良い方向に進んでいける関係性が築けたらいいなと思いました。


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